発音がうまくなる秘訣

わたしが、初めて海外で生活したのは高1(15歳)の時でした。

ホームスティをしながら現地の公立の高校に通いました。

中学校3年間の英語だけでは、もちろん全然会話ができません。


最初の数ヶ月は、学校から帰ってから夜遅くまで

ひたすら、英語で書かれている教科書を理解するために

独学で勉強しました。


授業が全て英語で、先生が言っていること、

教科書に書かれていることを理解しないと学校生活が送れないので、

単語帳をつくったり、教科書をまとめてノートを作ったり、一生懸命でした。


ホストファミリーのおかげで、日常会話にもだんだんと慣れていき、

3ヶ月くらいで、なんとか会話が成り立つようになっていたのではと思います。


でもこのようなやり方で英語を習得したわたしに

欠けていたものがあったのです。


それに気づいたのは計7年の海外生活を終えて、

日本で児童英語指導法を学んでいる時でした。


これまでわたしは文字から英語を覚えることを主としていました。

なので、音声を聞いたことのない単語があったりしました。


また、会話の中でも一つ一つの単語の発音に気をつけるより、

英語のリズムやイントネーションを真似することで

英語らしさを表していました。


もちろん、それでもコミュニケーションはできます。

でも、やはり日本人風の英語になってしまうのです。


それが、フォニックス(英語の音と文字の関係)を知ってから、

英語の音の出し方の基本を初めて学んだ気がしました。

同時に、口の開け方や舌の位置など、細かいながらも具体的な方法を

知らずに発音はよくならないと強く思いました。


元々、フォニックスはアメリカやイギリスなどの英語圏の子どもたちが

文字を書くために習う、アルファベットの音と名前のルールです。

例えば、Aの名前はエィ(便宜上のカタカナ)ですが、

音はア(日本語のアのできるだけ口を横に開けて顎をさげたア)など。


このルールが該当するのはだいたい70-75%くらいの英単語で、

例外も存在します。

しかし、フォニックスを学ぶと、子どもが知らない単語でも読めるようになり、

自分で本を読み、単語のスペルも覚えやすくなることによって、

自ら進んで学べる自立した学習者となります。

まさに、日本人の子どもがひらがなや漢字を学び、

文字が読め、書けるようになり、世界が広がるのと同じです。


なにより、外国語として英語を学ぶわたしたち日本人にとっては、

フォニックスを学ぶことで、発音がカタカナ英語から、

英語らしい発音に変化することで、英語を話す自信につながるのが、

フォニックスを学ぶ最大の利点だなと感じています。


Ainaでは、フォニックスを子ども英会話クラスでも

大人英会話クラスでも学んでいきます!

Aina Learning Studio

伊豆大島の英会話・ライフラーニング スタジオのブログ