恥ずかしがり屋なわたしと英語

小学生の頃のわたしは、とても恥ずかしがり屋で、

手を挙げて発言したり、人前に立って話すのが大の苦手でした。


手を挙げること自体が恥ずかしいので、

先生にあてられて発言する方がまだいいと思っていました。


発表会のような大きな舞台のみならず、

クラスで発言するときも心拍数があがり、

声が震えてしまうこともよくありました。


恥ずかしがり屋という根本的なところは、

いまでも変わっていないのですが、

発表することや人前で発言することに度胸がついてきたのは、

英語のおかげだと思っています。


英語を話すのはただ単に英語という言語を話すだけではなく、

その背景にある文化も習得していくことになります。

英語圏の文化は自分の意見を明示することを重視している

「個人主義」が特徴です。

文の構造も、文章の組み立て方も

最初に結論を言ってから理由を説明する形が多いです。


加えて、

What do you think?

How about you?

など、自分の意見を聞かれることも、たくさんあります。


英語を話す練習は

この英語の文化圏の考えをベースに意見を言う練習にもなるんです。


日本語では、こういう言い方はストレートすぎるみたいな言い回しも、

しっくりくるようになります。


練習を積み重ねていくと、

日本語を話している時の自分の表現方法と

英語を話している時の表現方法の違いが見え、

互いがうまく影響しあい、

堂々と意見を言う基礎をつくりあげていくのではないかと思います。


さらに、英語を話すとことに苦労している分、

母国語である日本語はなんてすらすら話せるんだろうと

日本語で発言するときは、

口が勝手に動くみたいな効果もあるのではと思っています。


わたしは大学の授業の中で、

ディスカッション、グループワーク、プレゼンテーションなど

否応なしにも行わなければいけないシチュエーションだったので、

苦手な部分と向き合うことができました。


でも実は、わたし自身「個人主義」の文化が必ずしもいいと思ってはいません。

ただ、英語圏の文化を学ぶことは、

日本の文化や日本語を客観的にみつめなおし、

世界の多様な考え方を理解する大きな窓口になると思っています。


Ainaでも、英語自体を習得するだけではなく、

多様な表現方法を練習し、体得していく機会を創っていきたいと思っているので、

子ども英会話クラスでは、各ユニットのまとめは、プレゼンテーションという形をとります。

大人英会話クラスでも、自分の意見をはっきり、伝える練習を積み重ねていきます。


生まれ持った性質は変えることはできませんが、

環境次第で、人はいかようにも望む方向に成長していくことは

できると信じています。

Aina Learning Studio

伊豆大島の英会話・ライフラーニング スタジオのブログ